プロセス

マスタ設定により同一品目でも内製・外製や工場別、季節毎等に異なるレシピを持つことができるため、現場の実態に即した運用が可能です。
さらに、在庫使い切りや期日指定による原材料の切り替えを制御してオーダ情報を作成できます。

プロセス製造業で求められる迅速なロットトレースに対応できるトレーサビリティ機能を用意しています。
不良対象の製品ロットから関連する中間品ロット、原材料ロットへの正展開トレースに加え、影響範囲まで特定可能な逆展開トレース機能、およびその在庫や出荷実績、検査実績にも容易にアクセスできます。

得意先・納品先以外の商流を、販売チャネル（最大3つ）として登録することにより、複雑な販路を管理できます。
販売単価においては、同一品目でも販売チャネルごとに販売単価を設定し、受注入力時に反映できます。

オーダサイズの設定を行うことで、MRPにより製造設備のバッチサイズを考慮したオーダの生成が可能です。
それにより、生産計画立案の効率化に役立てることができます。

品目ごとに、製造日や検査判定日を期限起算日として、有効期限・使用期限を決定することが可能です。
また、ロット逆転防止、有効期限切れロットの出荷禁止にも対応しています。
加えて、食品流通業界の商慣習である1/3ルールの順守を支援することも可能です。

mcframe Xでは、プロセス製造業で求められる高度なコスト管理を実現することができます。
そのためには、まず“あるべき原価”である標準原価の設定し、生産実績情報から製品別原価を算出して現状を知ることが重要です。
それに留まらず、品目別・費目別・工程別など、多面的な切り口で原価差異を分析し、利益の根拠や原価改善のポイントを算出します。
さらに、原価改善指標を定めて改善サイクルを回すことで、原価管理の精度をより向上させることが可能です。

原材料や為替レートなどの価格変動が一層激しい昨今、プロセス製造業では適切なタイミングでの投資判断がより求められます。その状況下で、調達計画策定のためには、仕入れ価格の見通しを為替レートなどの複数の情報を考慮する必要があり、算出に時間を要していませんでしょうか。
mcframe Xでは、シミュレーション機能を用いて先々の価格変動を考慮した仕入れ価格を複数のパターンで算出・比較し、より適切な投資判断に活用できます。

原材料として液体や粉物などを扱う場合、所要数の計算単位と在庫保管の単位を分けて管理したいご要件にも対応できる機能を備えています。
また、それに応じた購買単価も実態に合わせて設定することが可能です。

mcframe Xでの計画立案が可能ですが、スケジューラと連携することで設備や人員などの制約を考慮したスケジューリングや自動山崩しを行うことができます。
mcframe Xでは、APIやファイルによる連携が可能です。

mcframeから検査指示を入力し、 mcframe RAKU-PADによりタブレットで利用可能な電子帳票で検査実績を管理し、結果を連携できます。
また、検査システムとも連携してプロセス製造業の複雑な検査要件にも対応できます。